www.syrgccp.net

この本は、冷静と情熱の間という以前に映画化までされた作品と似通っています。 どこがといいますと、「左岸」という本と対になっており、相手の作者が江国かおりというところまで一緒なのです。 辻は、中山美穂の旦那としても有名ですが、それ以前に作家としての力量も実力も大したものです。 単純にいいますと、文章表現がすぐれていることと、物語そのものの面白さ、つまりアイデアがしっかりとしている所です。 この作品も親子愛を描くシーンや、幼い頃に親友と死別するシーンなどいろいろあるのですが、序盤からいきなり急展開を迎えます。 それは、どういうことかと言いますと、主人公の少年がいきなりスプーンを曲げれるようになり、その超能力とともに生き抜く話になるのです。 まったく、予測もつかない急展開となるのです。 しかし、辻のおもしろいところが、ここからの物語がさらに想像もつかないような展開を向かえるところにあるのです。辻にしか書けない話です。ファンでなくとも必読だと思いますよ。